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これでいいのか?医師に正直な気持ちを打ち明ける【前立腺がん通信㉘】

投稿日2022/06/22  更新日2024/01/25

この記事は、2022年に前立腺がんの告知を受けた魔太郎の体験談です。
前立腺がんの治療や気づきなど、この病気で不安を抱えるひとに向けての情報発信になります。

 

おはようございます!
魔太郎です。

前立腺がんの告知を受けたのが2022年2月24日のこと。

魔太郎の前立腺がんは、転移はなく前立腺にとどまる「限局がん」で悪性度は中。

ですから、すぐに命がなくなるものではありません。

手術をする選択をしましたが、手術を待つ患者さんが40人いるとのことで、明確な時期の回答はありませんでした。

手術まではホルモン療法をすることに。

ホルモン療法は夕食後に1錠の薬を飲むことと、月に1度の注射をするだけ。

男性ホルモンの働きを抑えて、前立腺がんの勢いを抑える治療法です。

3月31日からホルモン療法が始まり、月に一度の通院をするだけの単調な生活が続いていました。

ところがです。

突然、6月15日に連絡がきたのです。

「手術日は6月29日に決まりました」とのこと。

魔太郎は早くて秋頃だろうと思っていたので、すごく驚きました。

「不安」「恐怖」などの感情が一気に溢れ出して、心臓がドキドキしましたよ。

手術内容の説明を受けるために、6月20日に古女房と病院へ。

診察室で魔太郎が医師に正直な気持ちを伝えると・・・。

今回は、前立腺がん手術を前に、医師に正直な気持ちを打ち明けたことをお伝えします。

医師との面談での気づきが書いてあります。

 

 

正直な気持ちとは

医師に伝えた正直な気持ちは

「手術に不安を感じた」

ことです。

それは、ホルモン療法を続けるなかで、手術をすることでの「痛み」や「体力の低下」に、すっごい不安を感じるようになったことです。

すると、手術よりは放射線療法の方が良かったのではないか、と考えたのです。

キッカケは手術をする病院で、最初に診察を受けた医師から

「現在は手術も放射線療法も治癒率は同じである」との説明があったから。

魔太郎は、前立腺がんの告知を受けた病院では、手術の決断をしました。

スパッと「がん」を切ってしまったほうが、あとの再発を防げるのではないかと思ったのです。

告知を受けた病院では手術ができなかったので、高度な治療のできるいまの病院を紹介されました。

自分でも治療法のことをネットで調べて、手術を選択した経緯があります。

ところが今になって、気持ちが揺らいだのです。

 

医師との面談での気づき

6月20日に面談した医師は、前回(3月)とは違う医師でした。大学病院ですから複数の医師がいます。

最初から担当医師が決まるシステムではないようです。

今回の医師は、30代前半の温和な顔をした男性医師。話しぶりも穏やかです。

話がしやすそうだ

と、感じた魔太郎は、面談の冒頭で「手術に不安を抱えている」ことを正直に打ち明けました。

すると若い医師は驚くこともなく、魔太郎の疑問に答えてくれました。

手術と放射線療法のメリットやリスクなど、メモ用紙に書きながらわかりやすく説明してくれます。

魔太郎も気になったことは、その場でどんどん質問をしました。

若い医師は感情を乱すこともなく、丁寧に答えてくれます。

この態度がありがたかった。

質問と回答を繰り返すうちに、魔太郎にある感情が芽生えてきました。それは

「この医師は信頼できる」

という感情です。

もっと言えば、「この医師を信じよう」という気持ちです。

今まで数人の医師と関わりましたが、みなさん優秀な医師たちばかりでした。

不快な思いをしたことはありません。

ただ人間には「なんとなく感性が合う、合わない」といった、微妙なところがあると思います。

今回の若い医師は、魔太郎との感性が合うと感じたのです。

 

まとめ

今回は、前立腺がん手術を前に、医師に正直な気持ちを打ち明けたことをお伝えしました。

魔太郎が面談した若い医師の第一印象は「ボーッとしたひとだな」でした。

顔の表情が豊かでなく、頭脳は優秀だけどよくわからないタイプ、と感じたのです。(申し訳ない)

でもね、穏やかでゆっくりで丁寧な話しぶりは、次第に信頼感を感じるようになりました。

古女房も同じように感じていたようです。

帰宅してから

手術が早く決まって良かった、ラッキーだ!

と、何度も何度も魔太郎につぶやくから。

投薬だけのホルモン療法の終わりが見えないことに、不安を感じていたようです。

面談の最後にズバリ聞いてみました。

手術が40人待ちと聞いていましたが、私でよかったのですか?

するとね、若い医師は

「巡り合わせです」と回答。

手術はその若い医師が決めるのではなく、カンファレンスで決まるからでしょう。

カンファレンスとは会議のこと。

テレビドラマなどで、複数の医師や看護師さんたちが患者の情報を共有する会議を見たことがありますが、そのようなものでしょう。

魔太郎と古女房は、急なキャンセルが出たから、と勝手に想像していたので「模範解答だね」と、あとで笑い合いました。

手術日が突然決まったことや、感性の合う医師に巡り会えたことなどで、魔太郎が感じたことを最後にお伝えします。それは

「僕には良運がついている」

がんを告知されてから、ポジティブに考える習慣にしています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

では、またね!!

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追伸:魔太郎

具体的な面談内容は次の機会にします。

 

手術をすることはリスクを伴います。

低いリスクでも話を聞くと、心が穏やかでいられないことなどを書く予定です。

 

前立腺がん通信の過去記事はこちら。

www.gblog60.com