おはようございます!
魔太郎Gちゃんです。
私は2022年2月に前立腺がんを告知され、6月に手術を受けました。
10月に体験記を出版し、いま3作目のために「がん」に関する書籍を読んでいるところです。
今回は、元気なときに読んでおきたい「がん治療」に関する本のご紹介です。
自分や身近な人が「がん」になったときに役立つ本です。
ではでは、始めますよ。
「世界一やさしいがん治療」とは
今回ご紹介する本のタイトルは
「最新科学が進化させた世界一やさしいがん治療」
です。
著者は放射線治療専門医の武田篤也(たけだ あつや)さん。
2018年に発行された本です。
この本の内容をひと言でいうと「がん治療に対する正しい理解を伝える内容」です。
まえがきには
本書の目的は、患者さんたちの間違った思い込みを解き、最新かつ正確ながんの治療法を伝えることにあります。
との一文が書いてあります。
医師の書かれた本ですが、制作の過程で編集者とライターが関わっていますので、わかりやすく書かれているのが特徴。
著者は放射線治療専門医ですが、手術・化学療法についてもしっかりと書かれています。
この本の良いところ
医療関係の本を読んで気づいたことがあります。
それは、手術が得意な病院や医師は手術を進める傾向がありますし、放射線が得意な病院や医師は放射線治療を進める傾向があるということです。
これはある意味しょうがないことでしょう。
ただ患者が知りたいのは「自分に合った治療法」のはず。
「自分に合った治療法」というのは、病気が治ることはもちろんですが、副作用や合併症の少ないことも含まれます。
ところがです。
患者さんは治療法の知識がありません。
さらに、間違った思い込みがあって「自分に合った治療法」が選べないのも事実です。
じつは私が選んだ手術は「思い込み」あったことに、あとで気づいた経験があります。
ただ術後の経過が良いので、後悔はしてませんけれど。
でもね、ちゃんとほかの治療法や副作用や合併症などを調べなかったことは反省しています。
で、この本の良いところです。2つあります。
- 著者の専門分野を押しつけない姿勢がいい
- 患者の思い込みを知ることができる
です。それでは簡単に説明しましょう。
著者の専門分野を押しつけない姿勢がいい
著者の武田さんは、放射線治療専門医として23年間、1万人以上のがん患者さんの治療をしてきた経験があります。
ですから、放射線治療の内容が多めになります。
でもね、決して専門分野を押しつけない姿勢がこの本から伝わってきます。
患者の思い込みを知ることができる
この本は、早期がんが見つかったある男性の架空の物語を取り入れながら書かれています。
物語の途中で主人公が「がん治療の思い込み」に悩む姿をとおして、
- 何が間違っているのか
- なぜ間違っているのか
を解説しながら、診療や治療法の説明がされているので理解が深まります。
ここが病気になる前、つまり、
元気なときに読んでおきたい
ところなのです。
まとめ
今回は、元気なときに読んでおきたい「がん治療」に関する本のご紹介でした。
自分や身近な人が「がん」になったときにも役立つ本です。
読みやすい本ですが、詳しすぎる治療法の記述のところは飛ばし読みしてもいいでしょう。
とにかく一度は
読んでみられることをオススメします
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
では、またね!!
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