おはようございます!
魔太郎Gちゃんです。
私は2022年2月に前立腺がんを告知され、6月に手術をしました。
術後の経過はすこぶる良好です。
前立腺がんの体験記を2冊出版し、いま3冊目の準備をしているところ。
他の体験者の本や専門書を読んで内容をまとめています。
前立腺がんを告知されたひとに、役立つ情報を本にして情報発信することが目的です。
出版の準備をしているなかで、わかったことがあります。
そこで今回は、前立腺がんの治療法を決めたときに、思い込みがあったことに気づいたことをお伝えします。
前立腺がんに限らず、私たちが何かの選択をするときに、意外と「思い込み」という落とし穴があるかもしれないことがわかります。
ではでは、始めますよ。
私が選択した前立腺がんの治療法とは
前立腺がんの告知は意外とあっさりです。
これは他の体験者のかたの本を読んでも、同じような表現がされていました。
どうも私には昔のドラマなどの影響で、がんの告知は医師が深刻な顔をして、「残念ながらがんです」なんてイメージがあったので拍子抜けしましたけど。
でもね、告知を受けた瞬間「頭のなかが真っ白になった」は、体験談では他の方も同じようでした。
ショックは大きいです
で、私が前立腺がんの治療法を選択をしたときのことです。
医師はがんの告知の後、いろいろな治療法の説明をしてくれました。
前立腺がんにはいくつかの治療法があるようですが、私は医師の説明が全部終わらないうちに
切っちゃいましょう!
と、手術することを宣言していたのです。
それもロボット手術です。
そのときは、医師から「転移の検査をしないと治療法は決められない」と言われて、次回の検査日の予約をして診察終了でした。
でもね、私の頭の中では「転移がなければ手術をする」を決めていたのでした。
ですから、次回の検査結果が「転移なし」とわかって、必然的に手術の手配になったのは当然の流れです。
ただは検査をした病院では手術ができないとのこと。
宮崎ではロボット手術ができるのは大学病院だけで、「患者さんが殺到してますから、手術できるのに時間がかかりますよ」と、医師からアドバイスをもらって紹介状を書いてもらいました。
気づいた思い込みとは
私のロボット手術が出来たのは、大学病院の初診からおよそ4ヶ月後でした。
いま半年過ぎて経過はすこぶる良好。
ところがです。
キンドル出版3作目の準備をしているなかで、わかったことがあります。
それは「私の治療法の決断に思い込みがあった」というもの。
思い込みのことは、日本のがん治療の歴史的な背景のことです。ざっくり説明すると
- 日本ではがんの代名詞は「胃がん」だった
- だから「がん=胃がん」という認識になった
- 胃がんの治療は手術が主流で「胃がん=手術」になった
- だから「がん=手術」の枠組みができてしまった
というものです。
この枠組みは医療界の常識となり、私の意識にも刷り込まれていたようです。
つまり前立腺がん3作目の取材をしていくうちに、この「がん=手術」の思い込みが自分にあったことに気づいたのです。
というのも、現在では前立腺がんの治療法は、たくさんあるのが常識になりつつあるからです。
新しい治療法が生まれているのです。
まとめ
今回は、前立腺がんの治療法を決めたときに、思い込みがあったことに気づいたことをお伝えしました。
前立腺がんに限らず、私たちが何かの選択をするときに、
「思い込み」という落とし穴があるかもしれない
と思ったところです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
では、またね!!
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前立腺がんのキンドル出版1作目は、12月にペーパーバックといって紙の本でも出版しました。
すると驚いたことに電子書籍版より、ペーパーバックのほうが売れているのです。
電子書籍版は価格が498円で、ペーパーバックが1,100円と2倍以上高くても売れています。
おそらく前立腺がんの本ですから読者層の年齢が比較的高く、電子書籍に馴染みが少ないことが要因かと。
電子書籍が当たり前の私には、「本=電子書籍」の思い込みがあったのかもしれません。