前立腺がんの治療や気づきなど、この病気で不安を抱えるひとに向けての情報発信です。
おはようございます!
魔太郎Gちゃんです。
前立腺がんの告知を受けたのが2022年2月24日のこと。
魔太郎の前立腺がんは、転移はなく前立腺にとどまる「限局がん」で、悪性度は中リスク。
ですから、すぐに命がなくなるものではありません。
そして6月29日に ロボットを使った前立腺がんの全摘手術 を受けてきました。
そこで今回は、入院準備で絶対に忘れてはいけないことについてお伝えしましょう。
入院のパンフレットに書いてないこともお伝えします。
ではでは、始めますよ。
入院の準備とは
入院準備については、入院前にパンフレットで説明を受けていましたので、それを参考に準備を進めていくことに。
今回の入院の予定は10日間でしたが、入院が延びることも計画に入れておくといいでしょう。
それは、合併症などが出たりすることがあるから。
実際に魔太郎が同室になった方は、退院日の朝に気づいた首の後ろの「腫れ物」ようなものが悪性とわかり、急遽延長となりガックリされていました。
そして、準備するもので注意することのひとつは、院内での履物のこと。
スリッパは使えません。
魔太郎はホームセンターで、軽くて安くて履いたり脱いだりするのに便利な靴を購入しました。
ここからは魔太郎が準備して良かったものをお伝えしましょう。
まずは 割り箸。
手術をして数日はベッドから起き上がることや、体を動かすことがすっごくキツイです。
オチンチンに尿道カテーテルも入っていますし。
コロナ感染症の影響で付き添いや面会も原則禁止ですから、箸を食事のたびに洗うことが困難なのです。
ストローも取りやすい工夫をしました。
それと卓上時計。
時間を確認するのに、スマホをいちいち手に取るのは面倒です。
それにしても、入院中の時間の過ぎるのが遅いのはなぜでしょうね。
現金は少しあると、談話室の自動販売機で飲み物を買うのに便利でした。
体が動けるようになると、遠くの売店に行く許可も出ましたので、気分転換と運動を兼ねて買い物に出かけることができます。
入院初日に追加の備品(手術後に使う腹帯など)の購入や、退院時に支払いを済ませたので、クレジットカードは助かりました。
病室の備え付けのテーブルに、鍵付きの貴重品入れがありましたよ。
手術をするとなると、費用もかなりの金額になります。
ですから、事前に 高額療養費の限度額適用認定証 を市役所などに申請して準備をしておくといいでしょう。
病衣は病院のものをレンタル。
1日80円ですし、前立腺がんの手術後は尿道カテーテルが取り付けられるので、前開きの病衣が便利です。
手術後1週間ほどはシャワーも出来ない状態でしたから、毎日取り替えてくれるレンタルの病衣は助かります。
念のためにパジャマを持って行きましたが、入院初日に来たぐらいでしたよ。
そして、手術のあとに使う「T字帯」と「腹帯」も、事前に説明がありましたので病院の売店で購入。
最後に忘れてはならないものが 尿パッド です。
前立腺がんの手術をすると、尿失禁が始まりますから必ず必要です。
魔太郎の場合は、入院前の説明時に指定されたモノを病院の売店で購入。
導尿カテーテルが取れて退院するまでの数日間は、オシッコの量を計るように指示されます。
魔太郎が入院した病院では、洋式の便器にセンサーが付いていて、オシッコの量を自動で測ってくれ、データーは自動でナースステーションのパソコンに送信する優れものでした。
そして尿パッドに漏れた分は、尿パッドを取り外して専用のはかりで計り、あとで自分で用紙に書き込みます。
巡回時に看護師さんがノートパソコンの電子カルテに入力。
最初のうちは1~2時間おきにトイレに行ったので、そのたびに尿パッドを計って捨てて、新しい尿パッドを取り付けていましたよ。
最初は尿パッドの取り付け方が下手で、オシッコを漏らしたりと失敗も。
だって初めての経験なんですから
病院で紹介された尿パッドは、大量に漏れるオシッコに対応するものでした。
ただ、魔太郎は漏れるオシッコの量が少なかったので、退院後はドラッグストアで薄型の尿パッドを購入。(画像の左側)
薄型の尿パッドは盛れるオシッコの量に応じて、数種類ありますので自分にあったモノを選べばいいでしょう。
絶対に忘れてはいけないこと
さてさて、ここからは準備で絶対に忘れてはいけないことです。
ふたつあります。
ひとつ目は 暇つぶしになるもの です。
ロボット手術では数日で上半身は元気になりますので、時間がつぶせるものが必要です。
ベッドサイドには自分専用のテレビがありますが有料。
魔太郎が準備したのは「本」でした。
硬めの内容の本をじっくり読むことができましたけど、いろんな暇つぶしを準備したほうがいいと思います。
あとはスマホで動画をみたり。
それでも暇なので Amazon プライムビデオに1ヶ月だけ加入(500円)。
病室はフリーの Wi-Fi が利用できたのが助かりました。
そして、過去のテレビ番組が無料で見れる Tver や NHK+ のアプリもダウンロードして利用。
ラジオはスマホの radiko(ラジコ) というアプリで。
アプリのラジコは1週間以内なら、好きな時間に聞けるのがいいですね。
魔太郎は、山下達郎 さんや 桑田佳祐 さんや 福山雅治 さんの番組を、たっぷり聞くことができましたよ。
それから、スマホを長時間使用するので充電器はもちろんですが、ベッドからコンセントが遠いので、1~2mの延長コードがあると便利でしたよ。
2つ目の忘れてはいけないものは パンツ です。
魔太郎は、通常は「トランクス」というお股がゆるゆるのパンツを使用しています。
夏場はオチンチンが涼しくて気持ちがいいものです。
ところが、前立腺がんの手術のあとは ボクサータイプのパンツ が必要になります。
まず手術が終わると、オチンチンに尿道カテーテルが突っ込まれます。
オチンチンの先っぽから膀胱まで管を入れて、尿を外の袋に貯めるものです。
その尿道カテーテルが取れるまでは T字帯 というガーゼのような薄い生地で出来た「ふんどし」のようなモノを身に着けています。
そして、尿道カテーテルが取れると尿失禁が始まるので、管を抜いた段階で尿パッドをパンツのオチンチンの位置に取り付ける必要があるのです。
尿パッドをお股にしっかりと固定させるために、ボクサータイプのパンツが必要と言うわけ。
魔太郎は量販店で、安いものを購入しました。
尿パッドをお股にしっかりと固定させることができるパンツであれば、どんなものでも構いませんけど。
ちなみに魔太郎は、入院前にボクサーパンツに尿パッドを取り付けて試着をしてみたのです。
そのもっこり姿を古女房に見せびらかしに行って
ワイルドだろ?
と、おどけてみせたら
警察呼ぶぞ!
と、叱られちゃいました。
おやおや、脱線してしまいましたね。
でも、大丈夫。
いつものことです。
尿失禁が治るには、3ヶ月から6ヶ月かかる場合もあるようです。
退院後のことも考えて準備してください。
まとめ
今回は、入院準備で絶対に忘れてはいけないことについてお伝えしました。
入院のパンフレットに書いてないこともお伝えしました。
魔太郎はスマホの利用でずいぶんと暇をつぶせましたが、年配の患者さんでスマホをお持ちではない方は苦労されていたようです。
ガラケーで病室から何度も家族に電話をされている声が聞こえました。
(病室では電話は禁止でしたけど)
「特に用事はないんだけれど」と、奥さんなどに何度も電話しているのを聞くと
寂しいし退屈なんだろうな
と、感じたところです。
魔太郎だって、入院5日目には「家に帰りたい」と、古女房に LINE してましたよ。
ぐちゃぐちゃと書きましたが、入院準備は入院案内に書いてあること以外でも、自分で大事だなと思うものは持っていくのがいいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
では、またね!!
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入院で準備したものを入れるカバンですが、魔太郎は旅行に使うスーツケースを利用しました。
大げさかなとも思いましたが、結構持っていくものが多いです。
それにスーツケースはコロがついているので、駐車場が遠かったので転がして運ぶのに便利でした。
貴重品類は背中に背負うリュックタイプのカバンを利用。
入院受付でさっとお薬手帳や書類を出すのに便利でした。