投稿日2022/04/25 更新日2023/02/23
おはようございます!
魔太郎Gちゃんです。
私が前立腺がんの告知を受けたのが2022年2月24日のこと。
6月にロボット手術をうけ経過は良好です。
私の前立腺がんは、転移はなく前立腺にとどまる「限局がん」なので、すぐに命がなくなるものではありませんでした。
でもね、がんの情報をいろいろと集めて勉強はしました。
今回は、がんの告知を受けてから、がん情報を集めるときに気をつけたい3つのことについてお伝えします。
情報に振り回されないことの大切さがわかります。
がん情報を集めるときに気をつけたい3つのこととは
がん情報を集めるときに気をつけたい3つのことは
- 順番を間違えない
- 衝動的に行動しない
- 質問する勇気・相談する勇気
です。
それでは、ひとつひとつご説明しましょう。
順番を間違えない
がんを告知されてしばらくして、こころが落ち着いてきたころから、ネットでがんの情報を集めてみる気持ちが出てきました。
「前立腺がん」「悪性度」などとキーワードを入れると、それはそれはたくさんの情報が飛び込んできます。
医療情報ですから検索上位にあるのは、医療機関や医薬品会社のものがほとんどですけれど。
わかりやすく書かれているサイトもあれば、文章のボリュームがありすぎたり、わかりずらいものまで。
対象とする読者の違いで、書き方も違うのは当然です。
たとえば、患者さん向けと医療関係者向けの違いなど。
まずここを押さえましょう。
自分が検索した情報が、「専門家向け」なのか「患者さん向けのわかりやすい内容なのか」ということです。
私は最初に医療関係者向けの専門的な内容を読んでしまい、恐怖感を感じて気持ちが凹んでしまいました。
生々しい表現や画像は、素人には刺激が強すぎる場合があります。
ですから、がん情報を集める順番は
- 患者さん向けのもの
- 専門家向けのもの
から集めることを心がけるといいでしょう。
それからもう一つの順番があります。
検索した情報のなかに医療機関や医薬品会社ではなく、いわゆる民間療法のサイトも出てきます。
気をつけて頂きたいのは、情報の正確化という視点を持つことです。
民間療法のすべてを否定するわけではありませんが、最初からここを読んでしまうと「先入観」が邪魔して困ることが出てくるからです。
ここでは医療機関や医薬品会社の情報を「公的」、それ以外を「私的」という表現をします。
私はある私的なサイトにどっぷりとハマってしまい、「有料の情報が欲しくてたまらなくなる欲求」に悩まされました。
私的なサイトの信憑性を、客観的に判断出来ないときは注意すべきです。
ですから、がん情報を集める順番は
- 公的なもの
- 私的なもの
を心がけてください。
がんの情報を知ることが出来る公的な機関があります。
「国立がん研究センター」です。
まずは、ここのサイトからがんの情報を集めるといいでしょう。
衝動的に行動しない
私的な情報には刺激的な内容が含まれています。
それは、医療機関の不信感を煽るようなものであったりするものです。
ここでは、「医療機関でも得意な分野や不得意な分野がある」ことぐらいに理解したほうがいいでしょう。
そして、「違った視点を持つきっかけになった」と思うことが大切です。
公的なものだけを100%信じる、私的なものだけを100%信じるというスタンスではないということです。
そうでないと、有料情報やがんに効く食品などが欲しくなります。
実際に私は、「数万円の有料情報が欲しくてたまらない欲求」にしばらく悩まされる経験をしましたから。
いまでは、自分のがんには必要でない情報だったと思えるようになりました。
ですから
「衝動的に行動しない」を心がけてください。
質問する勇気、相談する勇気
がんを告知された最初の頃は、ネット情報を得ても不安な気持ちでいっぱいでした。
ですから、ネット上にあった治療法と、医師から提案された治療法に違いがあったときに不安がよぎりました。
医師との面談のときに
こういう治療法もあるとネットにありましたが・・・
と、恐る恐る質問すると、医師は「それは古い治療法で、いまはこちらが標準治療になっています」と教えてくれました。
担当医師は感情を乱すことなく、丁寧に応対してくれたことで安心できました。
勇気を出して質問して良かったと思います。
それから、治療方法だけでなく、お金のことや仕事のことなど、心配なことは山ほどあります。
大きな病院には「がん相談支援センター」があります。
無料で相談できます。
ひとりで悩まず、相談する勇気を持つことも大事です。
がん相談支援センターはこちらからどうぞ。
まとめ
今回は、がんの告知を受けてから、がん情報を集めるときに気をつけたい3つのことについてお伝えしました。
私は「がんです」と告知されてしばらくの間、落ち着かない時期がありました。
最初はいろんな情報に振り回されました。
高齢化時代のいま、日本人のふたりにひとりは「がん」にかかると言われています。
ですから、国としての取り組みもいろいろとあります。
まずは、公的な情報を集めることから始めることが大切です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
では、またね!!
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私は高齢の父と母に、むやみに「アレがいいとか、コレがいいとか言わないように」と話をしました。
息子のことを心配する気持ちはわかりますが、私が混乱することを避けるためです。
「あなたの息子の情報はちゃんと伝えるから」と話しました。
それでもね、母が「これを食べなさい」とくれたものです。
母の気持ちをありがたくいただきました(笑)
私の前立腺がんの体験記は、早めに検査に行くことの大切さを伝えています。
検査を先延ばしにしがちなひとに役立つ内容です。