おはようございます!魔太郎です。
末期がんの叔父を甥である私がサポートしていく様子を、記録も兼ねて発信しています。
末期がんの叔父を甥である私がサポートしていく記録:その①「突然の連絡」 - 還暦Gちゃんブログ (gblog60.com)
29回目は「緩和ケアのプロ」です。
末期がんで緩和ケアに入所する叔父さんの面会に、週1で行ったり週2で行ったり。
施設の玄関の自動ドアは、ボタンを押して中の方が確認してから開くシステム。
スリッパに履き替え、検温して用紙記入をし、提出して施設内部に入ることができます。
毎回です。
結構、面倒くさいです(笑)
感染症対策が徹底しています。
で「緩和ケアのプロ」のこと。
検温などを済ませて中に入ると、オープンカウンターになっている事務所の前を必ず通ります。
するとそこには、施設責任者の看護師の女性や介護責任者の男性がいます。
彼らは私の顔を見るなり近づいてきて、最近の叔父さんの様子を詳しく話してくれます。
毎回です。
叔父さんの部屋は2階にあります。
エレベーターで行くと、そこにもオープンカウンターの事務所。
顔見知りになった看護師さんや介護士さんから、現場の話を聞くことが出来ます。
先日の事です。
介護責任者の男性から叔父さんに魚のカツオの話を振ったら、叔父さんは「うんちく」を語り始め、大いに話が盛り上がったとのこと。
じつは叔父さんは 漁師 でした。
それも遠洋漁業の カツオ船の漁師 です。
船長の資格も持っておられました。
いちど外洋に出ると、3ヶ月は戻らない仕事です。
施設側には事前に叔父さんのプロフィールを伝えていました。
施設のスタッフさんはその情報をもとに、会話のきっかけを作る心遣いをしていたのです。
この 緩和ケア施設 に通い始めて約1ヶ月が過ぎ、気づいたことがあります。
スタッフさんは叔父の世話をするだけでなく、叔父さんに残された時間を快適に過ごせるように最大の気遣いをしていることに。
この施設は、日本各地に100箇所以上も全国展開している企業です。
私が施設に入ると毎回声をかけて状況の説明をすることや、会話の気遣いをしていることは「社員教育を徹底しているのでは」と想像します。
私はサービス業の店長の経験がありますから、社員教育の大切さはよく知っています。
ですから叔父さんの入居している施設のレベルの高さを感じます。彼らは
緩和ケアのプロなのです
では、またね!!
叔父さんの面会に行くたびに
何の話をしようか?
と、毎回悩みます。
今回カツオの話を聞いたので、船の仕事の話を聞いてみました。
するとね、叔父さんは「あーだった、こうだった」と、昔を懐かしむようにたくさんの話をしてくれたのです。私が
その〇〇って何?
と聞くと、おおいに うんちく を話してくれるのです。
時間を忘れて叔父さんとふたりで話をすることが出来ました。
そして次回の面会は「〇〇について教えてもらおう」と、考えるようになったら
気持ちが楽になってきました