社会人2年生(2021年現在)の次男が、ひとり暮らしを始めたのは7月中旬のこと。
自立心の強い彼の部屋は、実家から車で15分程度のアパート4階のワンルーム。
次男は12月に宮崎市で開催された青島太平洋マラソンに出場して完走したりと順調そうに見えたのですが・・・。
おはようございます!
魔太郎Gちゃんです。
古女房のスマホに次男からのSOSの電話が入ったのは、年の瀬も迫った12月30日の午前10時を少し過ぎた頃。
魔太郎も休日でしたので、一緒に話を聞いていました。
今回は、12月30日に次男から入ったSOSの電話から親として出来ることについてお伝えします。
親が子どもを信じること、子どもが親を信じる関係について書いてあります。
息子からのSOSとは
次男の職場は宮崎の金融機関の ITの専門部署。
ですから、12月30日は御用納めの日です。
古女房のスマホにかかってきた次男の声は、切羽詰まった声で時には涙声になりながら訴えてきます。
「もうどうしていいかわからない!仕事を辞める!」
と、ただ事ではありません。
古女房のスマホのスピーカーからは、しゃくりあげる次男の声が聞こえます。
魔太郎は古女房に「話をじっくり聞け」と書いたメモ用紙を渡します。
苦しがっている次男の声に、古女房もうろたえている様子。
しばらく話を聞いているうちに、息子が落ち着いてきた様子が伺えたので「家に帰っておいで」と再びメモ書きを古女房に見せ伝えると、息子は「わかった」との返事。
魔太郎と古女房は急いで息子を迎える準備にとりかかりました。
親として心がけたこと
魔太郎は古女房に「息子になぜ、何があった?」と聞かないことを伝えます。
まずは息子を落ち着かせることを最優先としたのです。
魔太郎が書斎として使っていた南向きの部屋を空け、快適なベッドを置き、温かいお風呂と古女房の手料理を準備して息子の帰りを待つことに。
午後7時頃に帰宅した次男は何も言わず、お風呂と夕食を食べて寝たようでした。
正月休みもあるので4日間は実家で面倒をみることに。
魔太郎はずいぶん昔にカウンセリングの初級講座を受講した経験があります。
その時に学んだことは、「受容」「共感」「傾聴」でした。
ですから、今回の出来事に心がけたのは
- まずは苦しんでいる息子を受容すること
- 辛かった息子の気持ちに共感すること
- いづれ息子から話をしてくるでしょうから、じっくり聞いてあげること
です。
親としてはすぐにでも息子の話を聞いてアドバイスなどをしたくなるのですがここは我慢です。
すると翌日に息子から「1月2日に話をするから」と伝えて来ました。
親と子の信頼の関係
1月2日に息子から話がありました。
次男の話の内容は、直属の上司との関係がうまくいかず、悩みに悩んで苦しくて体調不良とメンタル不調を起こしたので仕事を辞めたいとのことでした。
もうこの会社では働けないとのこと。
会社や上司の不平不満ばかりが出てきます。
じつは息子には、今年4月から東京のIT専門会社への2年間の研修が去年の9月に内示されていました。
それにも行かないと言います。
息子の話には矛盾した内容があったり、息子の考え方や受け取り方にも問題があるように感じましたが、魔太郎と古女房は息子の意志を尊重して彼の決断を支持してこう伝えました。
「お父さんとお母さんは、あなたの応援団だから」
とだけ。
息子が就職した会社は、宮崎でも大手の安定したところです。
給与や福利厚生は素晴らしい内容です。
魔太郎と古女房には「もったいない」という気持ちは正直なところあります。
でもね、息子が苦しんでいるは事実。
ですから、ここは息子を信じることだけにして、余計なことは一切言わずに・・・。
「しばらくのあいだ週末は実家に帰っておいで」と伝えると素直にうなずく息子です。
1月3日に息子は自分のアパートに帰って行きました。
まとめ
今回は、12月30日に次男から入ったSOSの電話から、親として出来ることについてお伝えしました。
親が子どもを信じること、子どもが親を信じる関係について書いたつもりです。
でもね、魔太郎と古女房の判断は正しかったのかは自信がありません。
人生の困難を乗り越えられるように子どもを信頼し見守っていくことが、親の役目なのかなと思うこの頃です。
さてさて、社会人2年生の息子はどうなるのでしょうか?
もう少し社会人2年生の息子を見守る必要がありそうです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
では、またね!!
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この記事を書き終えて気づいたことをひとつ。
今回なぜ魔太郎夫婦が息子にアレヤコレヤとアドバイスなることを話さなかった理由は、親の価値観で話しても子どもには伝わらない と思っているからです。
もちろん、子どもからアドバイスを求められた場合は伝えますが。
親の価値観は、それまでの人生で経験したことの領域を抜けることはありません。
魔太郎の両親と話していてそのことを痛感しています。
子どもが悩みを自分で解決していくことを信じて、必要なときだけサポートすることにしているのです。
本当は言いたくてウズウズしてるのですけどね(笑)