おはようございます。魔太郎です。
肺がん末期の叔父の介護を引き受けたのが令和6年9月のこと。
介護の様子はこちらから。
末期がんの叔父を甥である私がサポートしていく記録:その①「突然の連絡」 - 還暦Gちゃんブログ (gblog60.com)
叔父が令和7年1月に亡くなり、介護の経験からの気づきなどをお伝えします。
第2回は定期預金の解約で壁にぶつかったお話です。
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前回の記事では叔父の銀行の通帳をやっとコピー出来たことをお伝えしました。
その後、叔父から定期預金があることを教えてもらい、自宅の箪笥の奥から3枚の定期証書が見つかりました。
合計で200万円以上。
これは安心しました
それは、今後の叔父の施設入所や葬儀の費用に目途がたったから。お金の心配が少なくなるだけでもストレスが軽減されます。
ところがです。
次なる悩みが出てきました。それは「銀行が解約に応じてくれるだろうか?」ということ。
今は本人確認が厳しくなっていますので、簡単ではないと覚悟していました。
定期預金を解約に行くと支店長が出てきました。50代前半の年齢でしょうか。私よりもひと回りは年齢が若いようでした。
そして、個室に案内されて事情を説明することに。
支店長は私が甥という立場で、相続人でないことが引っかかっているようでした。
ただ相続人の叔父の息子さんは、40年以上前に両親が離婚されてからは音信不通の状態でした。
私が叔父から身辺整理のことを任されたことは理解してくれた支店長でしたが、なかなか解約に応じてくれません。
成年後見制度(せいねんこうけんせいど) などをアドバイスしてきます。しかし、この制度は問題があることを私は事前に調べて知っていたので、応戦すると無理強いはしなくなりました。
銀行の立場として叔父と私の状況を知ったので、リスクは負えないと言い張ります。
私も気持ちが切れそうになるのを必死にこらえて、穏やかに交渉を進めました。
私と支店長の議論は、本人の意思の確認が焦点でした。しかし
私には切り札がありました
それは叔父はまだ意識があり銀行に行ける体力がないだけ。銀行側が施設に足を運び叔父の意志を確認できれば解約できることを私は知っていました。電話でもいいようです。ネットで調べた情報ですけど。
1時間以上も押し問答が続きました。そこで私は
銀行側が施設に出向いて叔父の意志を確認すればいいのでは?
と言いました。
すると支店長は「今回のことは聞かなかったことにします」と言って解約に応じてくれました。
私は「あっ、こいつめんどくさいことを避けたな!」と直感しましたけど(笑)
ただし条件として
- 定期預金の解約はするが現金では渡せない
- 叔父の口座に入金する
- キャッシュカードでの出金に限る
とのこと。
つまり窓口での現金の受け渡しは避けたいようでした。キャッシュカードで私が出金することは、銀行はコントロールできないからOKということでしょう。私は
異存はありません
と即答して支店長との議論は終了したのでした。
銀行の個室に入って1時間半が経過していましたよ。
さて次回は、口座に入金されたお金の引き出すタイミングのことです。
では、またね!!
今回の私はネットで定期預金解約のことを、いろいろと調べていきました。
この辺の労力は惜しんではいけないと考えます。
介護の本を読むと、叔父が認知症や意識がない状態では解約はかなり難しいようです。
難しいというよりは「出来ない」と理解したほうがいいでしょう。
仮に私の親が認知症になったとき、定期の解約などは出来なくなります。
施設の入居費などは口座引き落しであれば問題ありません。しかし、何か現金での支払いが出てきた場合、自腹をすることがあるかもしれません。
こうならないためにも、いざという時のためにお金のことを親と話し合っておく必要がありますが
これって難しいですよね
いい方法をご存じの方は、コメントで教えてくださいませんか!