投稿日2022/11/06 更新日2024/02/04
おはようございます!
魔太郎です。
私が前立腺がんを告知されたのは2022年2月のこと。
そして6月にロボット手術で全摘しました。
自分にがんが見つかって悩んだことのひとつが「公表」のこと。
公表をするかしないか、どこまでするかなどいろいろと悩みました。
そこで今回は、がんは公表すべきかどうかについてお伝えします。
結論を先に言いますと、「正解はありません」
ではでは、始めますよ。
がん公表の悩みとは
私が前立腺がんを告知されて、誰に伝えるかを悩みました。
そして、どう伝えるかに悩みました。
◆まずは自分の親
古女房の両親はすでに他界しています。
実家は私の家から歩いて5分のところにあります。
母は昔から息子の異変には、すぐに感づくところがあるのです。
不思議です
ただ、ふたりとも90歳を目前にしていますから、ショックをあまり与えたくないのも事実。
古女房と実家に行って話をしました。
驚いたようでしたが、父がまだしっかりしているので大丈夫でした。
◆ふたりの息子たち
愛知県に住む長男夫婦には、グループLINEで伝えました。
早期発見だからと、なるべく不安を与えないように。
長男のお嫁さんは、ショックを受けているようでした。
独身の次男には、東京への転勤前に自宅のキッチンで伝えました。
どう受け止めていいかわからない顔をしていました。
◆職場には
私の仕事は1年契約のシフト制でした。
じつは、前年に精密検査を指摘されたときに、治療は長期戦になる予感がしていたのです。
祖父が膀胱がんでしたので、なんとなく不安を感じていたのです。
ですから、がんの公表はせずに「家庭の事情」ということで、契約の更新はしてませんでした。
◆親戚など
親戚や友人への公表はしませんでした。
私は一人っ子なので兄弟はいません。
古女房に兄夫婦がいますが、春に義母の法事の際に伝えました。
◆ご近所さん
魔太郎家は団地の一軒家です。
周囲は一人暮らしのお年寄りが多く、コロナのこともありますので、最近は交流が減っていましたから公表はしませんでした。
結果として、最低限の公表に留めたということです。
女優「古村比呂」さんの公表の理由
女優の古村比呂さんの子宮頸がんの体験記でも、悩んだことが書いてありました。
それは、がんが再発したときのこと。
古村さんのお母様が、誰にも話せないストレスから「うつ病」で苦しまれたのです。
その姿を見て、公表する決意をされたとのこと。そのことを著書のなかで
一番の理由は、「母を苦しみから開放したい」です。
母だけではありません。自分自身も苦しかったのです。手放す瞬間(とき) 古村比呂 著 KADOKAWA
と書かれています。
古村さんはブログで公表すると、
- たくさんの方から励ましをいただいた
- お母様が見違えるように元気になった
とのこと。
古村さんのケースでは、公表して良かったとのことでした。
まとめ
今回は、がんは公表すべきかどうかについてお伝えしました。
冒頭にも書きましたが、がんの公表には正解はないようです。
古村さんは著書の中で次のように書かれています。
がんを患っていることを周囲に「言う人」もいれば、「言えない人」もいますし、「言わない人」もいます。
正解はありませんが、私たち親子はオープンにすることでまた前向きに歩いて行ける力をもらえました。
とのこと。
ここを読んで私が気づいたのは
前向きに生きることの大切さ
です。
私の前立腺がんは手術がうまくいきました。今後10年間ほどは再発の検査をつづける必要はありますけど。
でもね、再発するかもしれないとビクビクしながら生きるのではなく、
今この瞬間を前向きに生きることが大切だ
と、感じたところです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
では、またね!!
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